中国、「盗聴不可能な量子衛星」を打ち上げ

香港(CNNMoney) 中国は16日未明、盗聴が不可能とされる量子通信衛星「墨子号」を打ち上げた。このタイプの通信衛星が打ち上げられたのは世界で初めて。

量子通信は、「ある量子状態を完全に複製することはできない」という物理学上の性質を利用して、解読不可能な暗号通信を可能にする技術だ。

衛星は中国戦国時代の思想家、墨子にちなんで名付けられた。重さは631キロ。中国の国営メディアによると、今後2年間にわたり高度約500キロの軌道を周回する計画とされる。

正常に稼働すれば、中国はサイバーセキュリティーの分野で他国を大きくリードしたことになる。

量子通信では、送信者から受信者へほかに知られることなく暗号キーを伝えることができる。軍事情報の伝達や個人情報の保護など活用範囲は幅広く、各国政府や民間企業が大きな予算を投じて研究を進めている。

中国は今年3月に発表した5カ年経済発展計画で、量子技術の発展を最優先課題のひとつに挙げていた。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]