中国の月面探査車、972日間の任務を終了

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月面を進む中国の無人探査車「玉兎号」=Center/Moon &Deep Space explorat

月面を進む中国の無人探査車「玉兎号」=Center/Moon &Deep Space explorat

(CNN) 中国の月面無人探査車「玉兎(ぎょくと)号」が972日間の任務を終えた。国営新華社通信が国家国防科技工業局の話として5日までに伝えた。

短文投稿サイトの微博(ウェイボー)には、ファンに向けた玉兎号からの別れのあいさつが投稿された。「こんにちは! これが私からの最後のあいさつになるでしょう。長い長い夢を用意したと月から言われました。いったいどんな夢なのでしょう。(夢の中で)私は火星探査車になるのか。それとも地球に戻るのか」

玉兎号は2013年、月面軟着陸に成功した無人月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」から降ろされ、探査任務を開始した。以来、玉兎号は微博に頻繁に「投稿」を行い、多くのファンから愛されていた。嫦娥3号の着陸成功により、中国は米国とロシアに続き月面探査を行った3つ目の国となった。

玉兎号は数多くの画像やデータを地球に送信。2月に中国は、玉兎号から撮影された数百枚の高解像度の画像を公開した。どれも月面の詳細な様子を伝えるものだった。

国家国防科技工業局によれば、玉兎号はすでに設計寿命から19カ月を過ぎているという。以前にも微博に別れのメッセージを投稿したことがあるが、今回は本当に最後の投稿とみられる。

中国は野心的な月探査計画を立てており、今後2年間に2つの無人探査ミッションが予定されている。

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