命救われたペンギン、毎年「帰宅」して男性と再会 ブラジル

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ペンギンはそのまま2012年2月まで裏庭に住み着き、2歳になるペレイラ・デ・ソウザさんの孫とも仲良しになった。孫は「ペンギン」の単語がうまく発音できずに「ディンディム」と呼んでいて、それがこのペンギンの名前になった。

2月のある日、ディンディムは突然姿が見えなくなった。どこへ行ったのかは分からなかったが、数カ月たつと再び戻って来たという。

「ペンギンはつがいの相手や夏を過ごす繁殖地に非常に忠実で、毎年同じ場所に戻ってくる傾向がある」とクラジェウスキさんは解説する。

その年の6月、大きな鳴き声を聞いてペレイラ・デ・ソウザさんが裏庭に出てみると、ディンディムが待っていた。以来、毎年6月に戻って来て翌年2月中旬までここで過ごすのが習慣になっている。

ディンディムが姿を見せない間、どこにいるのかは不明だが、数千キロ離れたパタゴニアにいる可能性は極めて低いとクラジェウスキさんは言う。

ディンディムは今年、推定6歳になった。ブラジルの水族館が血液検査を行って鑑札を取り付け、今後の追跡調査を予定している。

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