英南東沖の潜水艦の残骸、100年前の「Uボート」と判明

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発見から3年以上を経て「Uボート」と断定

(CNN) 英国沖の海底で発見された軍用の艦船の残骸について、100年前のドイツ軍の潜水艦「Uボート」であることがこのほど明らかになった。オランダ海軍のダイバーが調査に当たった。

この潜水艦の残骸は2012年9月、英エネルギー企業のスコティッシュパワー・リニューアブルズが南東部ノーフォーク州とサーフォーク州の沖合で洋上風力発電施設の建設に向けた海底調査を実施している際に見つかった。現場海域は沖合約90キロの地点で、濁った水質の影響で調査が難航し、発見から4年近くが過ぎてようやく艦船の特定が可能になった。

当初は1940年に行方不明となったオランダ海軍の潜水艦である可能性があるとみられていたが、同軍が調査したところ、第1次世界大戦中のドイツ軍のUボートだと判明した。

潜水艦の名称は「U-31」。大きさは全長約57.6メートルで、幅は約4メートル、高さは約4.6メートルある。スコティッシュパワーによると、艦の前部と後部にそれぞれ損傷があり、元々はもう少し長かった可能性がある。損傷を受けた箇所以外はかなり原形をとどめているという。

英イングランドの海事考古学者、マーク・ダンクリー氏はU-31について、イングランド沖を航行中に機雷の爆発を受け、将校4人を含む乗組員35人全員を乗せたまま撃沈したと考えられていると説明した。

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