海底に第2次大戦の米空母 ほぼ完全な姿で
(CNN) 第2次世界大戦中に日本軍の攻撃を受け、2度にわたる原爆実験にも使用された米海軍の空母「インディペンデンス」がほぼ完全な状態で海中に残っていることが、18日までに分かった。調査に当たっている米海洋大気局(NOAA)の研究者が明らかにした。
同空母は1951年、カリフォルニア州沖合で兵器実験に使用され沈没した。2009年の調査で船体の沈んでいる位置が確認され、3月からNOAAの研究者が再び探索に乗り出していた。
NOAAで調査の指揮を執るジェームズ・デルガド氏は声明で、「インディペンデンスは64年にわたり海底に沈んでいたが、まるで今でも艦載機が飛び立てるような状態で残っている」と述べた。
NOAAによると、ソナー画像には航空機とみられる物体も映っている。同空母は少し右舷側に傾いた状態で海底にあるという。