「自分は両性愛者」、認識する人の割合が増加 米

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同性との性交渉についても、女性のほうが経験者が多い。女性の17.4%にくらべ、男性は6.2%にとどまっている。

ただしこれには設問の問題もあるかも知れないとコペン氏は言う。例えば女性には「同性とのオーラルセックスや他の性的接触の経験はあるか」と問われるのに対し、男性には「オーラルセックスもしくはアナルセックスの経験はあるか」と具体的な問いがなされたからだ。

自らを同性愛者だと答えた男性が少ないのも、設問方法が理由かも知れない。他の調査では、同性愛者であることを自認する男性の割合は4~6%に達している。一方で同性愛者であることを自認する女性の割合は他の調査とほぼ同じだ。

人種によっても差があった。同性との性行為の経験について、あると答えた女性の割合はヒスパニックでは11.2%にとどまったのに対し、白人女性では19.6%、黒人女性は19.4%だった。

国民の性行動や性的指向を調べることは、性感染症の危険の大きい集団に向けた啓蒙(けいもう)プログラムなどを展開するうえで役に立つとハーベニック准教授は言う。たとえば性感染症についての情報をゲイバーに掲示するだけでは、同性愛者を自認する男性には伝わっても、同性と性行為はするが自らを同性愛者とは考えていない人には伝わらない。

「人々の性行動を理解できれば、安全なセックスや性教育、それに医師や看護師への情報提供につなげることができる」とハーベニック准教授は言う。

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