中国郵政、2匹の子ザルの申年切手を発行 郵便局に行列

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一人っ子政策の廃止を象徴するデザインが採用された

一人っ子政策の廃止を象徴するデザインが採用された

北京(CNN) 中国郵政は2月8日の春節を前に、一人っ子政策の廃止を記念して2匹の子ザルをあしらった新しい切手を発行した。

記念切手には2匹の子ザルが親ザルに抱きかかえられて頬にキスする姿が描かれている。

6日朝早くから北京の郵便局にこの切手を買いに来た女性は、「今年の切手は特別だから」と興奮した様子。この郵便局では一時的に在庫切れとなり、女性は1時間ほど待つことになると告げられた。郵便局員によれば、北京中の郵便局で切手を求めて行列ができているという。

切手のデザインは中国の著名アーティスト、黄永玉さん(92)が手がけた。地元紙によると、子ザル1匹を抱く母ザルの姿を描いてほしいという依頼に対して黄さんは、「一人っ子政策が廃止されたのだから、2匹の子ザルを描いてはどうだろう」と提案したという。

中国では一人っ子政策が正式に廃止され、1月1日から2人の子どもを持てるようになった。新華社通信によれば、政府は5日、第1子と第2子の出生前に届け出を義務付けていた規定も廃止すると発表した。

黄さんは1980年に発行された初の十二支切手のデザインも担当。この切手の価値は過去30年で20万倍にもなっている。

今年の切手の額面は1.20人民元(約21円)。買い求めた人たちは、いずれこちらも高値が付くことを期待している。

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