チンパンジー利用の実験、全面禁止へ 米国立保健研究所

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今回のNIHの決定について、米ルイジアナ州の保護施設の運営責任者はNIHから今後委ねられるチンパンジーの飼育経費を誰が負担するのかは決まっていないとし、来年早々に募金活動を行うことを明らかにした。米政府が経費の一部を引き受ける可能性にも言及した。

NIHが最初に預ける数頭は今年末までに到着する見通しだという。

同研究所は2013年6月、チンパンジーの動物実験を減らし、310頭を飼育から離す方針を示していた。しかし、CNNは今年2月、実際に離されたのはわずか6頭にとどまっていることを暴露していた。残りの頭数を手放す時期の見通しもなかった。

NIHの広報担当者は昨年、CNNへの電子メールの回答で、チンパンジーの動物実験を減らす計画の遅れは将来の重要研究のために必要となる事態を考え、飼育を続行する50頭の選別に手間取っているのが一因と説明。チンパンジーの選別には数年要する可能性があるとの見方も示していた。

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