今年も「世界一醜い犬」が決定、「外見で判断しないで」

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今やすっかり街の人気者に

(CNN) 「世界一醜い犬」を選ぶコンテストが今年も米カリフォルニア州で開かれ、フロリダ州から出場した10歳のメスの雑種犬「カジモド」が優勝した。

「素晴らしい醜さ」を評価されて優勝したカジモドは、ピットブルテリアとダッチシェパードの雑種犬。26日に開かれた大会には27匹が出場し、審査員が醜さのほか第一印象や風変わりな特徴、性格、観客の印象などを評価した。

「私たちは血統に関心はない。コンテストでは内なる美しさと性格の輝きが審査される」と主催者は説明する。

2位に入賞したチャイニーズ・クレステッド・チワワの「スウィーピー・ランボー」は斑点だらけの柔らかい皮膚とブロンドのモヒカン頭が自慢。3位の「フロド」も被毛のないチャイニーズ・クレステッド・チワワの雑種犬で、偉そうに振る舞うのが好きだという。

優勝したカジモドも含め、出場犬は保護施設から引き取られたり、劣悪な環境の繁殖業者から保護されたりした犬が大半を占める。コンテストはこうした犬たちの見た目にとらわれずに里親になってほしいと呼びかける目的で行われている。

カジモドも飼い主が保護施設から引き取った犬で、生まれつき背骨に障害があって胴体が短い。それでも大会のウェブサイト上に掲載された経歴によれば「走ることだってできるし、人生を満喫している」。ハイエナやタスマニアデビルと間違われることはあっても「知り合った人を魅了する」明るい性格の持ち主だという。

経歴の中ではカジモド自ら「本を表紙で判断してはいけない。動物や人の外見が変わっているというだけの理由で、愛する価値が低いと思わないで」と訴えている。

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