行方不明の火星着陸機、11年ぶりに発見 ESA発表

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10年ぶりに火星着陸機を発見

(CNN) 欧州宇宙機関(ESA)は19日までに、2003年末に火星に送り込まれたまま行方不明になっていた英国の火星着陸機「ビーグル2」が、軌道から撮影された米航空宇宙局(NASA)の画像に写っているのが見つかったと発表した。

ビーグル2はESAの宇宙船「マーズ・エクスプレス」から分離され、2003年12月25日に火星の地表に向けて降下した後に通信が途絶えた。

ESAや英宇宙機関によると、NASAの画像を調べた結果、火星の赤道に近い着陸予定地付近に同機とみられる画像を発見。近くにはパラシュートなども落ちていた。太陽光パネルは一部しか展開していない状態で、地球の管制との通信に使うための電力を確保してアンテナを出すことができなかったとみられる。

発見者はドイツの元ESA職員で、ビーグル2チームの一員として、NASAの無人探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」が撮影した画像を何年もかかって解析し続けていた。

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