中国の無人探査機が月面着陸、探査車「玉兎号」出発

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中国の無人探査機が月面着陸に成功した

中国の無人探査機が月面着陸に成功した

(CNN) 中国の無人月面探査機「嫦娥(じょうが)3号」が月面軟着陸に成功し、日本時間15日未明、搭載していた探査車「玉兎(ぎょくと)号」を月面に降ろした。

玉兎号は重さ約140キロの6輪車。4台のカメラと2本の掘削用ロボットアームを使い、3カ月以上かけて月の土壌や岩石、地殻を調査する。光学望遠鏡や極紫外線カメラを搭載し、地球の大気圏の各層なども観測する。夜間はマイナス180度にも達する低温に対応するため、原子力電池のヒーターが備え付けてある。

嫦娥3号は今月2日に打ち上げられ、5日間足らずで月の周回軌道に到達。10日には月面の上空15キロまで接近する楕円軌道に入り、14日夜に予定通り「虹の入り江」に着陸した。

中国は1960~70年代の米国、旧ソ連に続き、月面軟着陸を成功させた3番目の国となった。同国は2003年に初めて有人飛行船を打ち上げてから積極的に宇宙開発を進めてきた。米国防総省によれば、昨年のロケット打ち上げ回数は18回に及んだ。

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