中国、無人月探査機「嫦娥3号」の打ち上げ成功

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中国が月探査機を打ち上げ

(CNN) 中国は2日未明、同国初の無人月探査機「嫦娥(じょうが)3号」を打ち上げた。月面着陸を成功させれば、米国、旧ソ連に続いて世界で3番目となる。

国営新華社通信によると、嫦娥3号を搭載したロケット「長征3B」は現地時間の2日午前1時半、同国南西部四川省の発射場から打ち上げられた。12月半ばに月に到達する見通し。

嫦娥3号はまず月面の地形を調べ、安全な場所を選んでから着陸する性能を備える。着陸候補地には「虹の入江」と呼ばれるクレーターが挙がっている。

着陸後は6輪駆動の探査車「玉兎」を放出。少なくとも3カ月にわたって月面を移動しながら、4台のカメラや2本のロボットアームを使って月面の掘削調査などを行う。玉兎は一般公募で選ばれた名称で、中国の伝説に登場する月の仙女、嫦娥のペットの白ウサギの名に由来する。

一方、米航空宇宙局(NASA)は、嫦娥3号の着陸によって月面にちりが吹き上がり、NASAが先に送り込んだ月探査機「LADEE」が実施中のちり環境探査に干渉する恐れもあると懸念している。

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