NASAの月探査機2基、月面に衝突させ破壊へ

月に核爆弾の構想、関係者が経緯を語る

ワシントン(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は、月の内部の構造などを調べてきた探査機「エブ」と「フロー」を17日に月面の山に衝突させて破壊する。プロジェクト関係者が13日に記者会見して発表した。

探査プロジェクトを率いるマサチューセッツ工科大学のマリア・ザバー氏は、「月のことだけでなく、地球型惑星の初期の形成についても我々は多くのことを学んだ」と振り返った。

NASAによると、エブとフローの探査によって、月の重力場を描いた高解像度の地図が作成され、月の内部構造や、月がどのように形成されたかを解明する手がかりが得られたという。

月の地殻がそれまで考えられていたよりも薄いことや、多くの裂け目あることも分かった。この発見は、火星にかつてあったと考えられる水がどこへ行ったかを探る手がかりにもなるという。

探査を終えた2基は14日から計器の電源を落とし、米太平洋時間の17日午後2時28分40秒にエブを、続いて約20秒後にフローを月面に衝突させる。

2基とも家庭用洗濯機ほどの大きさで、閃光(せんこう)が生じたり、爆発が起きたりはしない見通し。衝突の様子は地球からは観測できないという。衝撃で「月面にはクレーターができ、探査機は粉々になる」とNASAの担当者は説明している。

2基が3月から5月にかけて収集したデータは既に公表されており、残るデータは2013年5月に公表予定。

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