米国とロシアの宇宙飛行士、2015年から1年間の宇宙滞在へ

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国際宇宙ステーション(ISS)=NASA提供

国際宇宙ステーション(ISS)=NASA提供

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は26日、米国とロシアの宇宙飛行士が2015年から1年間、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在すると発表した。米国人宇宙飛行士の1回の宇宙滞在期間としては過去最長となる。

1年間の滞在に挑むのはNASAのスコット・ケリー、ロシア連邦宇宙庁のミハイル・コルニエンコの両宇宙飛行士。宇宙での生活が人体に与える影響を探るため、健康状態や活動状況に関する情報を提供し、リスク軽減対策の確立に役立てる。こうした研究の成果は小惑星帯や火星などへの飛行計画にも活用できる。

これまでに1年以上継続して宇宙に滞在した経験を持つ宇宙飛行士は4人のみで、全員がロシアの宇宙ステーション「ミール」に滞在した。最長記録保持者はロシアのワレリー・ポリャコフ宇宙飛行士で、1994年1月から95年3月まで438日間を宇宙で過ごした。

ケリー、コルニエンコ両宇宙飛行士は、2015年春にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地からロシアの宇宙船ソユーズで出発する。

ケリー宇宙飛行士は、これまでに180日以上の宇宙滞在を経験し、スペースシャトルの船長を務めた経験も持つベテランで、ISSには2010年と11年に滞在している。双子の兄弟のマーク・ケリーさんも宇宙飛行士だったが、頭部に銃弾を浴びて重傷を負った妻ガブリエル・ギフォーズ元議員の介護に専念するため引退した。

コルニエンコ宇宙飛行士は2010年にISSに滞在し、これまでで合計176日間の宇宙滞在経験を持つ。

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