欠航、値上げ、暴れる乗客――空の旅の「新常態」を招いた要因とは

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スタッフ不足に悩む米航空で欠航続く

ニューヨーク(CNN Business) 相次ぐ便の欠航、混雑する機内、値上がりする航空運賃、暴れる乗客――。それが空の旅の新常態になりつつある。乗客にとっても乗員にとっても、事態は一層悪化している。

米サウスウエスト航空やアメリカン航空は、この数週間で4日間にわたって数千便が欠航となり、そのたびに何万人もの乗客が足止めされて怒りを募らせた。

人員不足は乗員の過剰労働を招き、便が欠航する主な原因になった。ワクチン義務化の影響で人員不足はさらに悪化する可能性もある。便が減ったために航空運賃は上昇し、マスク着用をめぐる騒ぎも頻発している。

そうした問題は年末のホリデーシーズンにかけても続くと予想される。

アメリカン航空やサウスウエスト航空は、操縦士や客室乗務員の人員不足が原因で、悪天候に起因する欠航便の調整に対応できなかったと説明した。サウスウエスト航空は10月8~11日の欠航に伴うコストが7500万ドル(約85億円)に上った。

航空各社の組合によると、人員不足を原因とする組合員のストレスは限界に達している。操縦士や客室乗務員の多くは、勤務中に定められた休養を取るために必要なホテルの客室確保が難しいと訴えている。

アメリカン航空の操縦士は数週間前から労働条件に関する苦情のプラカードを掲げ、サウスウエスト航空の操縦士も今月、掲示を予定している。組合は、ホリデーシーズンにかけて旅行客が増えれば問題はさらに悪化しかねないと危惧する。

12月初旬には、米政府の取引業者に対して新型コロナウイルスワクチンの接種を義務付ける規定が施行される。アメリカン航空、サウスウエスト航空ともこの規定に従う意向だ。

デルタ航空は、そうした厳密な規定に従う必要があるとは考えていないと述べていた。しかし連邦政府は従業員100人以上の企業に対してワクチン接種か週1回の検査を義務付けるよう求めており、航空会社も間もなく、この規定に従わざるを得なくなる。

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