船体に大きな穴がぽっかり、スーパーヨットの構想発表 値段90億円
(CNN) ラザリーニ・デザインスタジオは過去にも白鳥形のヨットや、船体をサメに似せたヨットなどを発表してきた。だが、新たなスーパーヨットのコンセプトはこれまでで最も大胆なものの一つと言えるかもしれない。
イタリアの首都ローマを拠点とするデザインチームはこのほど、全長69メートの船体の中央に「ぽっかりと開いた穴」を配したヨットのデザインを発表した。
「シェイプ」と名付けられたこのコンセプトはクリーンエネルギーのみを動力とする。上部構造に巨大な穴を配置した結果、素晴らしく特徴的なシルエットになっている。
「ホールデッキ(穴甲板)」と呼ばれる空間には船首の入り口からアクセス可能。海面に降りていくための階段を備え、日光浴の場所として理想的だ。持ち主の求めに応じてカスタマイズすることもできる。
一方、上甲板には床をガラス張りにしたインフィニティープールが設置されていて、遊泳客は足元に広がる空間の素晴らしい眺めを堪能できる。
上部構造の後部に位置する居住空間は6つのスイートルームからなり、最大12人が宿泊できる。
デザイナーらは「上部構造内に穴を配置するというスタイル上の選択により、船上の空間は豪華そのものになっている」と説明する。