米カリフォルニア州のレストラン、「黒人の蔑称」含む店名を変更

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米カリフォルニア州にあるレストラン「サンボズ」が店名の変更を発表した/from Facebook

米カリフォルニア州にあるレストラン「サンボズ」が店名の変更を発表した/from Facebook

(CNN) 黒人男性死亡事件への抗議デモが続くなか、米カリフォルニア州のパンケーキ店「サンボズ」が店名を変えると発表した。

サンボは1899年に出版された童話「ちびくろサンボ」の主人公の名前だが、黒人への蔑(べっ)称として使われる言葉でもあったため、本は絶版となった経緯がある。

パンケーキ店は63年前、共同創業者のサム・バチストンさんとニューウェル・ボー・ボーネットさんの名前の一部を取って名付けられたという。一時は全米にチェーン展開したが、現在はカリフォルニア州サンタバーバラの1店舗が残るのみとなっている。

バチストンさんの孫で現オーナーのチャド・スティーブンスさんが、フェイスブック上で改名を発表した。差別反対を訴える人々と連帯し、運動に協力するためだという。

店の看板は当面覆って、代わりにピースマークとLOVEの文字を掲げた。

スティーブンスさんは地元住民の声を聞いて変更を決めたという。この女性は「悪気がなかったのは分かるが、多くの人を傷付ける言葉であることに今も変わりはない。店やオーナーが差別主義だと言っているわけではない」と語った。

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