「宇宙の目」に商機、人工衛星画像使って経済活動分析
400万ドルの資金調達を行ったスペースノウは地上の観測画像と他のデータを組み合わせて経済指標を作り出している。同社は中国全土で6000の産業用施設を追跡しており、製造活動に関する指数を算出している。
オービタル・インサイトのクロフォード氏は、こうした地理空間の分析が将来は、気候変動や食品の安全性などビジネス以外の分野にも広がるのではないかとみている。
カルト・ラブスのジョンソン氏はまた、人工衛星データが実在の人々を手助けすることに使われる可能性があると指摘する。例えば、ロスアラモス国立研究所では同社のデータを使って、よどんだ水がたまったプールを見つけ出すことで、蚊が発生するリスクを地図化し、予防措置を導入することが出来たという。