幹線道路沿い「禁酒」で業界が悲鳴、売上99%減も インド

インドで主要道路沿いでの酒類販売が禁止された

インドで主要道路沿いでの酒類販売が禁止された

ニューデリー(CNNMoney) 飲酒運転による事故が多発しているインドで、主要道路沿いでの酒類販売が今月1日から禁止された。レストランやバーも対象とされ、業界が悲鳴を上げている。業界団体によれば、年間の売り上げが100億ドル(約1兆1000億円)規模落ち込む見通しだという。

インドの最高裁が昨年12月に下した判断では当初、沿道に並ぶ酒の売店だけが対象と思われた。ところが発効直前の先月31日になって、最高裁が飲食店にも適用すると発表。業界はパニック状態に陥った。

主要道路からの道のりが500メートル以内の店舗は、バーや高級ホテルであろうとビールの売店であろうと、もはや酒類を提供することができない。

全国レストラン協会のラーフル・シン名誉幹事は「年間の売り上げをざっくり見積もっただけでも、100億ドル(約1兆1000億円)近い規模の損失が目の前で起きている」と指摘する。

多国籍企業のオフィスが集中するニューデリー近郊のグルガオンは、国道をまたいで市街地が広がるため、特に大きな打撃を受けている。

シン氏自身も、インド各地に40店以上のパブ・チェーンを展開する「ビア・カフェ」の創業者兼最高経営責任者(CEO)だ。酒類が禁止されてから、グルガオンのレストラン街「サイバー・ハブ」で営業する店舗の売り上げは99%も落ち込んでしまったと嘆く。

売り上げが減るだけでなく、業界全体で将来の投資も危うくなり、数百万人が職を失うだろうと、シン氏は懸念する。勝手に定められた500メートル以内という範囲が、明日は1キロに拡大される可能性さえある。

サイバー・ハブの店の間では、主要道路まで遠回りするような道路を引き直すことで500メートル以上の距離を設け、規制を回避する案も浮上しているという。

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