オリーブオイル価格が急騰、干ばつなどによる欧州の不作響く

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オリーブオイルをふんだんに使う料理は値上がりも予想される

オリーブオイルをふんだんに使う料理は値上がりも予想される

世界の生産量の約2割を占めるイタリアでは数百万のオリーブの木が細菌の伝染病に襲われる被害が出た。病気の拡大を防ぐため欧州連合(EU)当局は被害が甚大な伊南部で広範な木の伐採を求めたが、病気蔓延(まんえん)に関する不正確な情報などを理由に一部ではこれを拒否する動きも出ていた。樹齢500年以上の木を守ろうとする思惑も絡んでいた。

IOCによると、生産量減少を受け世界規模での消費量も昨年は7%の減少となった。

オリーブオイルは地中海料理に欠かせない材料だが、近年は健康への好影響が評価され世界規模で人気が高まっていた。イタリアのオリーブオイル生産業者団体によると、世界全体での消費量は過去25年間でほぼ倍増し、米国だけでも250%増となった。

欧州の主要産地での不作が目立つ中で、生産が好調な国もある。北アフリカのチュニジアは14〜15年シーズンで過去最高の収穫量を示し、スペインに次いで世界2位になったという。

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