最大の脅威は乗客? 機内の迷惑行為が増加

(CNN) 国際航空運送協会(IATA)のまとめによると、旅客機内の乗客の迷惑行為の報告件数が、統計を取り始めた2007年から2013年までの合計で2万8000件を突破した。この数字は氷山の一角で、迷惑行為は増え続けているという。

迷惑行為は乗員の指示に従わなかったり、暴言を吐いたり、暴力を振るったりする行為を指す。この問題について話し合う航空業界の国際会議も開かれるようになり、英ロンドンで先週開かれた2回目の「DISPAXワールド2014」には、35カ国から約100人が出席した。

同会議の主催者によれば、乗客の迷惑行為は少なく見積もっても週300~400件に達し、報告されないケースも多い。「IATAは2013年の迷惑行為を8217件と報告しているが、これはIATA加盟航空会社に限った統計で、氷山の一角に過ぎない。ほとんどの航空会社はIATAに加盟しておらず、実態を明らかにしたがらない」(主催社幹部のフィリップ・バウム氏)

迷惑行為が増えている最大の要因はアルコールにあると同氏は指摘。「格安航空会社のおかげで、それまで空の旅とは無縁だった層の乗客が搭乗するようになった。空港や航空会社はそうした乗客の大量飲酒文化に十分対応できていない」と述べ、多くの空港で早朝からバーが開いていることなどを問題として挙げた。

そうした中で迷惑行為を半減させることに成功した航空会社に英モナーク航空がある。同社は乗客の泥酔を一切容認しない方針を採用し、特に英国とスペインのイビザ島を結ぶ便で徹底させた。乗客の手荷物にアルコール飲料のボトルが入った免税店の袋を見つけると、頭上の荷物入れに収納させるよう徹底したことなどが功を奏した。

同航空はまた、地元警察と連携して、そうした乗客が搭乗する前に対応している数少ない航空会社の1つだという。

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