「特大乗客用の座席」を導入 サモア航空

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サモア航空が「特大乗客用の座席」を導入=同社提供

サモア航空が「特大乗客用の座席」を導入=同社提供

(CNN) 世界で初めて体重別運賃を導入した南太平洋のサモア航空が、今度は「特大サイズの乗客のための特大座席」を導入する。

サモア航空のクリス・ラングトン最高経営責任者(CEO)によると、特大座席は隣り合った2座席を組み合わせて作り、前列の座席を取り払って足元のスペースも確保した。26日から一部の便で試験的に導入予定。

「体重130キロ前後になると階段を上がり切るのも難しい」(ラングトン氏)という現状に配慮して、搭乗用タラップは階段をやめてスロープ式にした。

同航空は業界で唯一、乗客の体重によって運賃を決める方式を採用して物議をかもしてきた。特大座席の導入は、この方式の導入によって運賃が高くなった乗客の快適性を高める狙いがあるという。

米誌フォーブズの2007年の記事によれば、サモアは「太りすぎ」の人が人口の80%を占める。ラングトン氏も「中には210キロを超す乗客もいる」「160キロ前後の乗客も多く、100~130キロが約40%」と話す。

同空港が新運賃体系を導入した昨年11月以降のデータによれば、体重が160キロを超す乗客は、50人ごとに3~4人の割合で存在するという。

サモア航空は地元のフィットネスクラブと提携して、減量に成功した会員の運賃を割り引く制度も導入している。

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