マリ大統領と首相追放、副大統領が権限掌握

マリ暫定政権のゴイタ副大統領=2020年9月22日/Michele Cattani/AFP/Getty Images

2021.05.26 Wed posted at 11:29 JST

(CNN) 政情不安の続く西アフリカ・マリで25日、暫定政権のゴイタ副大統領は、ヌダウ大統領とウアンヌ首相を追放したと発表した。この前日、両氏が解任されたと複数の国際組織が伝えており、これを認めた形となった。

国営放送でこの日に報じられた副大統領の声明によると、昨年起きた軍事クーデターを率いた同氏は、ヌダウ、ウアンヌ両氏の他、両氏の複数の顧問らが解任されたと発表。理由については、内閣改造に関する相談がなかったためとしている。

外交筋がCNNに対して明らかにしたところでは、今回の政変劇の中心人物である将校2人が、24日に発表された新内閣の閣僚に含まれておらず、これがクーデターの引き金となった可能性があるという。

追放された大統領、および首相の所在は現在のところ不明。

ヌダウ、ウアンヌ両氏は、昨年8月に発生したクーデターを受けて発足した暫定政権で、それぞれ大統領および首相の職に就任。

元国防相から大統領に就任したヌダウ氏

ヌダウ氏が首班を務めた移行政権は民政復帰を実現するため、来年2月に議会選および大統領選を実施すると公約していた。

先の声明によるとゴイタ副大統領は、民政復帰の移行プロセスに従い、予定されている選挙日程を維持する意向であることを表明したという。

その一方、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は声明で、一連の拘束は「権力掌握の試み」と非難。

同国の旧宗主国であり、軍事同盟を結ぶフランスは25日、クーデターの関係者に対し、制裁を科す準備があるとした。

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