米政権、首都への州兵配備を強化 24時間体制に

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州兵の車両のそばを自転車で走り抜ける観光客。ワシントン記念塔の近くの光景=12日/Jonathan Ernst/Reuters

州兵の車両のそばを自転車で走り抜ける観光客。ワシントン記念塔の近くの光景=12日/Jonathan Ernst/Reuters

(CNN) 米首都ワシントンへの州兵の配備が13日夜から強化される。ホワイトハウス関係者が明らかにした。

この関係者によると、「かなりの数」の州兵が配備されることが予想され、現在の夜間のみの配置から24時間体制になるという。ワシントンでは装甲兵員輸送車5台がワシントン記念塔の近くに駐留するなど、12日から州兵の姿が見られるようになっている。

トランプ大統領は11日にワシントンの警察を連邦政府の管理下に置くとともに、市内に州兵を派遣すると発表した。

州兵の任務は法執行機関をどのように支援するよう命じられるかで変わる可能性がある。米陸軍は11日の声明で、市内をパトロールする法執行機関職員の後方支援を行うと説明した。

ホワイトハウス当局者がCNNに語ったところによると、州兵が市民を逮捕することはないという。

トランプ氏はワシントンの警察を連邦政府の管理下に置き、州兵も投入することにした理由として犯罪率の高さを挙げた。しかし同市の統計では、凶悪犯罪は2023年をピークに過去2年は減少している。

ホワイトハウスによると、12日夜には連邦政府が新たに設置したタスクフォースが同市で43人を逮捕した。タスクフォースは連邦政府の法執行機関の職員や地元警察などで構成されている。

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