トランプ氏は無条件停戦迫る意向か、ウクライナの領土については交渉せず 欧州外交官

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ロシア軍による攻撃後、ウクライナのドネツク地方の地平線に煙が立ち上る様子=13日/Pierre Crom/Getty Images

ロシア軍による攻撃後、ウクライナのドネツク地方の地平線に煙が立ち上る様子=13日/Pierre Crom/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は15日にロシアのプーチン大統領と会談する際、ウクライナでの無条件停戦を迫る意向とみられる。トランプ氏が欧州首脳と行った電話会談の内容に詳しい欧州の外交官2人が明らかにした。

複数の当局者によると、トランプ氏は「無条件」という言葉こそ使わなかったものの、停戦が成立すればそれはロシアからの善意の表れだとの考えを示した。また、ウクライナの領土については自身が交渉する立場にないとの認識を示したという。これについて当局者は、停戦と引き換えにウクライナ領土を支配するというロシアの提案を受け入れるつもりはないとの印象を与える発言だったと指摘した。

当局者の一人によると、欧州側は主なメッセージとして、ウクライナの領土に関する交渉にはウクライナの参加が必要との考えを伝えたという。

ただ、この当局者は、会談への期待は高くないとも述べた。

トランプ氏はまた、米国も関与してウクライナの安全を保証する案を支持する考えを表明した。これは特に前向きな進展と受け止められたと、外交官の一人は明かした。

だが、トランプ政権の元当局者は、欧州側の説明を深読みしすぎないよう注意を促した。トランプ氏は同盟国を味方に付けておく発言をするケースが多いが、実際に会談に臨めばあらゆる事態が起こりうるという。

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