ラミー英外相に罰金も? 米副大統領と出かけた釣りで違反、自ら申告
(CNN) 英国のデービッド・ラミー外相がイングランド南部ケント州で米国のJ・D・バンス副大統領と出かけた釣りをめぐり、罰金を科される羽目になるかもしれない。
ラミー外相は13日、許可なく釣りをしていたことを環境庁に自己申告した。この違反に対して英国では2500ポンド(約50万円)の罰金が科されることがある。
外務省報道官は、「先週、外交活動の一環として私有湖で釣りをした際に必要なライセンスを取得していなかったという手続き上の過失について、外相が環境庁に書面で申告した」と説明。「この過失を認識すると、直ちに必要なライセンスを購入した」と強調した。
過失を環境庁に届け出た対応については「誤りをどう是正するかを示し、英国の漁業を守る取り組みに謝意を表した」と位置付けている。
ラミー外相はケント州にある邸宅にバンス副大統領を招待。バンス副大統領は外交行事を終えた後も同地にとどまって家族で休暇を楽しんでいた。
記者会見でバンス副大統領は、「残念ながら、この特別な関係を緊張させているのは、私の子どもたちは全員魚が釣れたのに、外相は釣れなかったということだ」と語って笑いを誘った。
英PAメディア通信によると、一行が釣った魚は湖に返された。
イングランドとウェールズでは魚類を保護して持続可能な漁業を守るため、13歳以上が淡水魚を釣る場合、ライセンスを購入する必要がある。