イラン、カタールの米軍基地にミサイル攻撃 これまでに分かっていること

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イラン、カタールの米軍基地を攻撃

(CNN) イランは23日、米国がイランの核関連施設を攻撃したことを受け、カタールにある米軍基地へ向けて複数のミサイルを発射した。

カタールの防空システムがこれらのミサイルを迎撃した。負傷者の報告はない。カタール政府は、アルウデイド空軍基地への攻撃を「カタールの主権と領空に対する著しい侵害だ」と非難した。

迎撃されたミサイル:米国防総省当局者によると、カタールのアルウデイド空軍基地はイランから発射された短距離および中距離弾道ミサイルで攻撃された。カタール国防省は、防空部隊がミサイルの迎撃に成功したと発表した。情報筋によれば、イラン当局は発射前にカタール側へ攻撃を事前通告していた。死傷者を最小限に抑え、事態をエスカレートさせない「逃げ道」を残す意図があったとみられる。

イラン側の説明:イスラム革命防衛隊は攻撃後、「わが国の領土保全、主権、国家安全保障へのいかなる侵略も決して看過しない」と声明を出した。イラン国家安全保障最高評議会は、カタールとの友好関係維持への関与を強調した上で、「攻撃は都市部や住宅地から十分離れた地点で行われた」と述べた。

米国側の事前対応:トランプ米政権は、週末のイラン核施設攻撃に対するイランの報復を想定していた。19日に撮影された衛星画像によれば、アルウデイド空軍基地の滑走路はほぼ空で、屋外に駐機していた米軍機は前週のうちに移動させられていた。

民間航空便の迂回:中東の空域閉鎖に伴い、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイまたはカタールのドーハへ向かっていた民間機少なくとも26便が、23日に迂回(うかい)を余儀なくされた。

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