ウクライナ第２の都市ハルキウに攻撃、３人死亡　「最大規模の攻撃」と市長

（ＣＮＮ） ロシアは７日未明、ウクライナ第２の都市ハルキウに対して大規模攻撃を実施した。ハルキウの市長が明らかにした。ロシアは前日、今回の戦争で最大規模となる攻撃を行っていた。

ロシアはここ数日、ウクライナに対する広範な攻撃を続けている。ウクライナの大胆なドローン（無人機）作戦でロシアの戦略巡航ミサイル搭載機の３分の１あまりが無力化したことへの報復とみられている。

ハルキウはロシアとの国境から約３０キロに位置するウクライナ北東部の都市。ＳＮＳテレグラムへのテレホフ市長の投稿によると、７日に「少なくとも４０回の爆発」があり、少なくとも３人が死亡、十数人が負傷したという。

テレホフ氏は「ハルキウは全面戦争が始まって以来、最も強力な攻撃にさらされている」と説明。「敵はミサイルやドローン、誘導航空爆弾を同時に使用している。平穏なハルキウに対する完全なテロだ」と指摘した。

緊急対応当局が公開した映像には、市南西部の地区にある集合住宅で大規模火災が発生する様子が映っている。テレホフ氏によると、この地区で２人が死亡した。これより北の地区でも民家が攻撃を受け、１人が死亡したという。

集合住宅で消火活動に当たる消防士＝７日、ハルキウ/Sergey Bobok/AFP/Getty Images

この前日、ロシアはウクライナ各地にドローンと弾道ミサイルを大量発射し、少なくとも６人が死亡、数十人が負傷していた。ウクライナのドローン攻撃への報復とみられる。