マクロン仏大統領、妻に顔を押されてのけぞる映像 「冗談だった」と釈明
仏大統領、妻に顔を押されてのけぞる 映像が話題に
パリ(CNN) フランスのエマニュエル・マクロン大統領が、妻のブリジットさんの手で顔を押されて頭をのけぞらせる映像が話題になっている。マクロン大統領は26日、「冗談を言って妻をからかっていただけ」と釈明した。
映っているのは東南アジア歴訪中の夫妻が最初の訪問国ベトナムに到着して飛行機を降りる場面。扉が開くとまずマクロン大統領が姿を見せ、続いてブリジットさんの手が横から伸びて大統領の顔を押しのけたように見える。
マクロン大統領は一瞬、驚いた様子だったが、すぐに平静を取り戻し、機外の報道陣に向けて手を振った。
タラップを降り始めた大統領は妻に腕を差し出すものの、妻はその腕を取らずに手すりにつかまった。
マクロン大統領はハノイで記者団に対し、「あの映像に映った私は冗談を言って妻をからかっていた。それがなぜか地球規模の惨事のようになって、説を唱える人々まで出てきた」と説明。映像が本物だったことは認める一方で、「あらゆるナンセンスと結び付けられている」として批判した。
仏大統領府は当初、機内のこの出来事を否定したものの、その後一転、些細(ささい)な出来事だったと言い換えた。
大統領側近はCNN提携局のBFM TVに対し、夫妻は口げんかをしていただけだと説明。大統領府の関係者はCNNに対して26日、「お互いをからかって遊んでいただけ」と述べ、「陰謀論をあおり立てるにはこれだけで十分だった」と主張、親ロシアの荒らし屋が騒ぎを大きくしているとして批判した。