市長選候補者、選挙集会の生配信中に撃たれて死亡 メキシコ

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イエセニア・ララ・グティエレス氏のフェイスブックの写真/From Yesenia Lara Gutiérrez/Facebook

イエセニア・ララ・グティエレス氏のフェイスブックの写真/From Yesenia Lara Gutiérrez/Facebook

(CNN) メキシコ・ベラクルス州で11日夜、市長選の候補者らがSNSでの生配信中に銃撃を受け、4人が死亡した。

フェイスブックのライブ配信が惨劇をとらえていた。映像は、イエセニア・ララ・グティエレス氏が支持者らのキャラバンに囲まれながら町中を行進して、住民にあいさつする様子を伝えていた。

人々が笑顔で声を出す様子が映っていたが、突然カメラの外で銃声が鳴り響き、歓声はかき消された。動画では約20発の銃声が聞こえた。

メキシコのシェインバウム大統領は12日の記者会見で、銃撃を確認し、動機については、まだ情報を持ち合わせていないと述べた。政府は州当局と連携しており、必要に応じて連邦政府による支援を申し出るという。

ベラクルス州の司法長官のオフィスによれば、市長選の候補者を含む4人が死亡した。候補者は与党「国家再生運動」(モレナ)のメンバーだった。ほかに3人が負傷した。

当局が事件を捜査している。

選挙戦で候補者が襲撃の対象となることは、メキシコでは珍しくはない。

メキシコでは2024年、政治に関連した犯罪による暴力の被害者が過去最多となった。人権団体によれば、個人や施設への襲撃が661件あった。被害者の多くは市町村レベルの公職についていた人たちや立候補していた人たちだった。

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