ローマ近郊のスキー場、雪不足で深刻な危機
伊カンポフェリーチェ(CNN) イタリアの首都ローマ近郊にあるカンポフェリーチェのスキー場が、雪不足で深刻な危機に陥っている。
カンポフェリーチェは何十年も前から地元のスキー客らに親しまれてきた。例年なら一面真っ白なゲレンデも、今年はぬかるんだ荒地にしか見えない。
開放しているのは通常の14コースに比べ、わずか4コース。リフトもほんの一部しか運行していない。
暖冬で雪が降らないうえ、人工雪をつくる水源の湖が干上がってしまった。よそから水を買ってようやくできた人工雪も、気温が高ければ融けてしまう。
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人工雪で作られたゲレンデ/Fiona Sibbett/CNN via CNN Newsource
今月は世界の気温が、2月としては観測史上最高を記録する見通し。気候変動やエルニーニョ現象の影響とみられる。特にアルプスやドロミテなど、欧州各地のスキー場が大きな打撃を受けている。