メキシコのポポカテペトル山、火山活動が活発化、欠航相次ぐ

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灰や煙を噴出するポポカテペトル山/Henry Romero/Reuters

灰や煙を噴出するポポカテペトル山/Henry Romero/Reuters

(CNN) メキシコ中部にあるポポカテペトル山の火山活動が活発化して灰や煙が噴出し、付近を航行する便の欠航が相次いでいる。

防災当局によると、ポポカテペトル山から南東へ約72キロ離れた首都メキシコ市でも降灰が報告された。

当局は77回の噴出を観測したとして、警戒レベルを引き上げた。予防的措置を促し、火山に近づかないよう呼び掛けた。

メキシコ市のベニート・フアレス国際空港は、一部の航空会社が出発便のキャンセルを余儀なくされたと発表した。

半径約100キロの範囲には約2500万人が住んでいるが、当局によると今のところ住民に危険が及ぶ恐れはない。

ポポカテペトル山は1994年まで火山活動が休止状態だったが、その後活発化し、メキシコで最も危険な活火山と呼ばれている。

2019年には一晩で14回も噴火した。昨年5月には降灰でベニート・フアレス空港の数百便が欠航になった。この時は複数の州で学校の対面授業が中止され、住民に避難の準備を促す警告が出たが、活動はその後沈静化した。

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