ナワリヌイ氏追悼、366人拘束 ロシア人権団体

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
16日、サンクトペテルブルクでナワリヌイ氏の追悼に集まる人々/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

16日、サンクトペテルブルクでナワリヌイ氏の追悼に集まる人々/Olga Maltseva/AFP/Getty Images

(CNN) 先ごろ死亡したロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を追悼する集会に参加するなどしたために拘束された人の数は16日以降、ロシア全土で、少なくとも366人にのぼることがわかった。ロシアの弾圧状況を監視している人権団体OVDインフォが明らかにした。

ロシア当局によれば、ナワリヌイ氏は16日、ロシア極北の刑務所で死亡した。ナワリヌイ氏は詐欺などの罪で服役していたが、そうした容疑について政治的な動機によるものだとして否定していた。

OVDインフォによれば、拘束された人のうち128人はその後、釈放された。OVDインフォは、最新の情報を入手すれば、人数が増減する可能性があるとしている。

18日までに約3万人がロシア当局に対してナワリヌイ氏の遺体を遺族に即座に引き渡すよう訴えている。今のところ、ナワリヌイ氏の遺体がどこにあるのかはっきりしていない。

ロシア当局は16日、ナワリヌイ氏の死亡時の状況を明確にするために「手続き上の捜査」が行われていると明らかにしていた。ロシア当局は、ナワリヌイ氏が散歩から戻った直後に体調を崩したと説明しているが、そうした説明に対し、西側諸国の指導者からは疑問視する声があがっている。

ナワリヌイ氏は2021年から服役していた。ロシアによるウクライナへの侵攻を非難し、ロシア全土で反戦の抗議デモを行うよう促していた。

「ロシア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]