ラマダンまでに人質を帰さなければ「作戦拡大」 イスラエルが警告

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パレスチナ自治区ガザ地区の上空を飛行するイスラエル軍のヘリコプター=15日/Mohammed Dahman/AP

パレスチナ自治区ガザ地区の上空を飛行するイスラエル軍のヘリコプター=15日/Mohammed Dahman/AP

(CNN) イスラエル戦時内閣に参加しているガンツ前国防相は18日、イスラム組織ハマスに拘束された人質がイスラム教のラマダン(断食月)までに帰還できなければ、パレスチナ自治区ガザ南部ラファでの軍事作戦を拡大すると警告した。

ラマダンは来月10~11日に始まる。イスラエルがラファでの軍事行動について、ここまで明確に期限を示したのは初めてとみられる。

エジプト国境に近いラファには現在、100万人以上のパレスチナ住民が避難している。イスラエルはハマスを壊滅させる目的で、ラファに対する地上作戦の計画を進めている。

ガンツ氏はエルサレムで開かれた米ユダヤ人団体の会合で、ラファ攻撃の可能性を「世界とハマス指導者たちは知るべきだ」と主張。同時に民間人の犠牲を最小限に抑えるため、米国、エジプトとの対話を通して避難を促す構えを改めて示した。

さらに「代償が大きすぎると主張する者には、はっきりとこう言いたい。ハマスには降伏して人質を解放し、ガザ住民がラマダンを祝えるようにするという選択肢がある」とも語った。

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