ガザの死者数1万4854人、衝突の影響でデータ更新困難に

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イスラエル軍の空爆で、ガザ北部に落下するフレア弾/John MacDougall/AFP/Getty Images

イスラエル軍の空爆で、ガザ北部に落下するフレア弾/John MacDougall/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の保健省などは25日までに、イスラエル軍の攻撃による同地区での死者数は軍事衝突が始まった先月7日以降、計1万4854人に達したと報告した。

23日時点での人数で、子ども5850人が含まれる。

ただ、最新の数字の入手は、イスラエル軍がガザで進めた大規模空爆や地上作戦が原因でより困難になっているという。

同じパレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区を拠点にするパレスチナ自治政府の保健省は20日時点で、ガザでの死亡者は1万2700人としていた。ガザ内の病院や他の関係筋からの情報を基にした。ガザはイスラム組織「ハマス」が実効支配している。

同保健省によると、20日以降のデータの更新はガザで深刻な通信障害が起きて正確な情報が得られず、不可能となっている。

国連人道問題調整事務所(OCHA)もパレスチナ自治区全土での死傷者数などの情報を収集し、真偽の判別作業を進めている。

国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は22日、国連はガザ地区の保健省がまとめるデータの利用を支持する考えを表明。CNNの取材に、関連データの正確さを担保するため長年精密な方法を駆使していると説明。「思慮もなくこれらのデータを使っているわけではない」と述べた。

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