カザフスタンの炭鉱で爆発、45人死亡

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爆発事故があった炭鉱近くに停車する救急車両=28日、カザフスタン・カラガンダ州/AP

爆発事故があった炭鉱近くに停車する救急車両=28日、カザフスタン・カラガンダ州/AP

(CNN) 中央アジア・カザフスタンの炭鉱でメタンガスの爆発による火災があり、作業員少なくとも45人が死亡した。当局が29日に明らかにした。

カザフスタン非常事態省の発表として国営通信が伝えたところによると、中部カラガンダ州にあるコステンコ炭鉱で28日未明、爆発による火災が発生した。

鉱山からは200人以上が避難した。まだ作業員1人が行方不明になっており、捜索活動が続けられている。

コステンコ炭鉱はルクセンブルクを拠点とする鉄鋼の世界最大手アルセロール・ミッタルが所有し、現地法人が運営している。同法人はカザフスタン国内で複数の炭鉱や鉄鉱石鉱山を運営している。

カラガンダ州で同社が運営する8鉱山は操業が中止され、同国の検察が刑事事件として捜査に乗り出した。

アルセロール・ミッタルは事故後に声明を発表し、現地法人の経営権をカザフスタンに移転する内容の暫定合意をカザフスタン政府との間で交わしたばかりだったと説明。この取引をできるだけ早期に完了させることに尽力すると表明した。

カザフスタンのトカエフ大統領は29日、犠牲者を哀悼して国家服喪を宣言した。

鉱物資源に恵まれたカザフスタンは、米商務省の国際貿易局の推計で鉱業が2021年の国内総生産(GDP)の17%を占めている。

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