イスラエル軍がハマスに警告 「人質殺害で事態は好転せず」

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(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスがイスラエルに、ガザを予告なしに攻撃するなら人質の民間人を処刑すると予告したのに対し、イスラエル軍の報道官は10日、「人質を殺害しても事態は好転しない」との警告を発した。

イスラエルのエルダン国連大使によると、当局は女性や子どもを含む約150人がハマスの人質になっているとの見方を示す。ハマス側は、イスラエル軍の上級将校を含め100人以上を拘束したと主張している。

イスラエル軍は9日夜から10日朝にかけてガザの200カ所を空爆したと発表。パレスチナ保健省によれば、ガザではこれまでに少なくとも687人が死亡した。

国連の避難所ではイスラエル軍の攻撃から逃れた住民が13万7000人を超え、収容可能人数の90%に達している。

イスラエル軍の報道官は、空爆の前にSNSや警告射撃などで予告していると主張。今後もできる限り通告すると表明し、住民らに避難を促した。

軍が民間施設と政府、軍の施設を区別しているかという質問には、単純な区別ではないと答え、「人々の住む建物が武器庫かもしれないし、ハマスの幹部が住んでいる可能性もある」と指摘した。

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