「死亡」のロシア黒海艦隊司令官が会議出席 国防省が映像公開

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26日公開の映像に映るソコロフ司令官らしき人物。画面には黒海艦隊を表すキリル文字/Handout/Russian Ministry of Defense

26日公開の映像に映るソコロフ司令官らしき人物。画面には黒海艦隊を表すキリル文字/Handout/Russian Ministry of Defense

(CNN) ロシア国防省は26日、ロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官が会議に出席しているようにみえる映像を公開した。ソコロフ氏については、ウクライナ特殊作戦軍が前日に、ウクライナ南部クリミア半島のセバストポリ近郊にある黒海艦隊司令部への22日の攻撃で死亡したと主張していた。

映像では、ソコロフ氏に似ている男性がショイグ国防相や他の軍幹部らとの会議にオンライン参加している。

軍服にある名札には「ソコロフ・V・L」と書かれており、画面には黒海艦隊の略称のキリル文字が映っている。ソコロフ氏似の人物は健康そうに見える。

CNNはこの会議が開催された時点、あるいはソコロフ氏とされる人物が映った映像が撮影された時点で、この人物がソコロフ氏だったかどうかを確認することはできない。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は26日の定例会見で、ソコロフ氏が死亡したというウクライナ側の主張に対するコメントを拒否。「国防省からの情報はない。この件は完全に国防省の管轄であり、我々が言うことは何もない」と述べた。

ソコロフ氏似の人物が映った映像が公開されたことを受けて、ウクライナ特殊作戦軍はSNS「テレグラム」で、ソコロフ氏に関する情報を「確認中」だと明らかにした。

同軍はまた、「複数の情報筋は黒海艦隊の司令官が死亡者に含まれると主張している。遺体はバラバラになっているため、死亡者の多くはまだ身元が確認されていない」と説明した。

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