西側兵器を破壊し報奨金得た兵士1万人余、ロシア国防省

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ウクライナ東部の激戦地バフムートの空撮画像/93rd Kholodnyi Yar Brigade/Reuters

ウクライナ東部の激戦地バフムートの空撮画像/93rd Kholodnyi Yar Brigade/Reuters

(CNN) ロシア国防省は16日、ウクライナ侵攻を独自に呼称する「特別軍事作戦」の開始以降、敵側の兵器を破壊あるいは奪って特別報奨金を得た兵士は1万人余に達すると主張した。

これら兵器には西側諸国のものも含まれるとした。特別軍事作戦はウクライナ侵攻を意味するロシア独自の呼称。

報奨金の支払いはウクライナ中南部ザポリージャ州や東部ドネツク州南部方面に展開する部隊司令官が寄せた報告書を基に審査が続いていると説明した。具体的な金額は伝えられていない。

報奨金の対象者は、米国や他の北大西洋条約機構(NATO)加盟国が製造した戦車「レオパルト」や歩兵戦闘車両を戦闘任務で破壊した兵士らとした。

米国のオースティン国防長官は14日、ウクライナ軍の反転攻勢が始まったことを受け同軍は装甲車両を失っているとしながらも、重要なのはこれら車両を回収し、損傷した部分を修理出来るウクライナ軍の能力であると強調。

ベルギーの首都ブリュッセルで開かれた対ウクライナ支援国会合後の記者会見で、ウクライナ軍は可能な限り、修理を施し、装備品を再び戦場に送り届けていると述べた。

さらに破壊した車両を誇示するロシア側の動画にも触れ、「5両の同じ車両を10の違った角度から約1000回も見せつけている」と皮肉交じりに述べた。

ロシア国防省は16日、最新の戦況分析でウクライナ軍はドネツク州や同州南部方面で攻勢を仕掛けているものの成功しておらず、相当な規模の損失を被り続けているとも断じた。

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