ドローンに投降のロシア兵、「排除」される寸前だった ウクライナ軍指揮官

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ウクライナ軍指揮官、投降のロシア兵を「排除」する寸前だった

(CNN) 東部バフムートの戦場でドローン(無人機)に投降したロシア兵について、ウクライナ軍の指揮官はCNNの取材に対し、ドローンの操作員が攻撃を開始する寸前だったことを明らかにした。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が公開したウクライナ軍第92機械化旅団のドローン映像には、先月バフムートで起きた投降の様子が捉えられている。

第92旅団の攻撃ドローン部門「アキレス」を指揮するユーリー・フェドレンコ氏はCNNへの声明で、投降が実際に起きたことを確認した。

「自分は死ぬのだと悟ると、彼は機関銃を投げ捨てて両手を上げ、戦闘を継続しない意思を伝えた」とフェドレンコ氏。

「この時、爆発物を積載したヘリコプターは彼を排除しようとしていた。だが敵が武器を投げ捨て、投降する身ぶりを見せたことから、投降を命じることに決めた」という。

動画には、塹壕(ざんごう)内のロシア兵がウクライナの攻撃ドローンから逃げる様子が映っているとみられる。続けて兵士は立ち止まり、身ぶりでドローンと連絡を取ろうと試みている。

動画は編集され音楽が流れている。CNNは編集前の映像を確認していない。

WSJの取材を受けたウクライナ軍のドローン操縦士は、ロシア兵が嘆願する様子を見て、命を助けることに決めたと語った。

「敵とはいえ、彼が気の毒になった」(操縦士)

WSJによれば、操縦士は、投降したければドローンについてくるよう指示する紙をロシア兵に落とした。

映像には、ドローンの後をついてくるロシア兵の様子が映っているようにみえる。ロシア兵はウクライナ軍の陣地まで来ると、ひざをつき、ヘルメットと防弾チョッキを脱いだ。ロシア兵はその後、ウクライナ軍に拘束され、ハルキウ州の施設に移送されたという。

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