ウクライナのダム決壊、食料安全保障に「大きな影響」 国連

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グリフィス人道問題担当国連事務次長=2月27日、ジュネーブ/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

グリフィス人道問題担当国連事務次長=2月27日、ジュネーブ/Fabrice Coffrini/AFP/Getty Images

(CNN) グリフィス人道問題担当国連事務次長は13日、ウクライナで先週発生したドニプロ川のダム決壊について、「世界の食料安全保障に大きな影響」を与えると述べ、同地域での次の収穫に問題が生じるため、食料価格が上昇する可能性があるとの見通しを示した。

ウクライナ南部のカホウカ・ダムは今月6日に決壊した。1400人余りが自宅からの避難を強いられたほか、洪水によって同地域が浸水して、重要な水の供給が脅かされている。

グリフィス氏は、ダムの決壊によって、食料価格が上昇するだろうとの見通しを示した。

グリフィス氏は、ウクライナ南部から黒海やクリミア半島にかけては、ウクライナにとってだけでなく世界にとっても穀倉地帯となっていると指摘。次の収穫や種まきで大きな問題が発生することはほとんど避けられず、世界の食料安全保障にとって大きな影響が及ぶとの見方を示した。

グリフィス氏はまた、ダムの貯水池に依存している70万人に飲み水の問題が発生していると述べた。質の良くない水によって同地域の人々は病気にかかりやすくなり、特に子どもたちがリスクにさらされているという。

グリフィス氏は、ダムを破壊したものはジュネーブ条約に違反しているとの認識を示した。

ダムの決壊については、ウクライナとロシアが非難の応酬をしているものの、実行犯に関する具体的な証拠は示されていない。ダムが意図的に攻撃されたのか構造上の欠陥から決壊したのかはわかっていない。

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