スウェーデン、ウクライナに国産戦闘機の訓練検討 要請あれば

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スウェーデンのサーブJAS39「グリペン」戦闘機=2017年8月20日/Mark Cuthbert/UK Press/Getty Images

スウェーデンのサーブJAS39「グリペン」戦闘機=2017年8月20日/Mark Cuthbert/UK Press/Getty Images

(CNN) 北欧スウェーデンのヨンソン国防相は6月1日までに、ウクライナが求めるのなら国産の主力戦闘機「グリペン」を対象にしたウクライナ人操縦士の訓練提供を検討する用意があるとの考えを示した。

CNNの取材に述べた。ウクライナ人が同機の操縦訓練を受けるとしたスウェーデンの公共放送SVTによる最近の報道に関連して答えた。

同国防相は、ウクライナ側はスウェーデンに対し限定的ながらも同機の運用評価に関する情報提供を既に要請してきたことも明らかにした。この要請に対応する作業を現在続けているとした。

先月26日時点での発言で、ヨンソン氏はただ、「現段階ではウクライナにグリペン機を提供しない」とも釘を刺した。

同国防相は「我々は可能なあらゆる方途でのウクライナ支援を欲している」と指摘。「彼らが自国のパイロットによる同機の性能評価などを望むのなら対応に努める」と言明した。ただ、「両国が決定を下さなければならない幾つかの問題が残っている」とも説明した。

ヨンソン氏は最近、ウクライナの首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談していた。

ウクライナは戦況を好転させるため欧米諸国に対し戦闘機供与の要望を強めている。バイデン米大統領は先に開かれたG7(主要7カ国)首脳会議で、ウクライナに米国製戦闘機「F16」の操縦訓練を申し出る共同の試みを支持する考えも表明していた。

同機本体の引き渡しについては英国とオランダが応じる姿勢を示してもいる。

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