ロシア反体制派の軍組織、ドローン操縦士の募集開始

（ＣＮＮ） ウクライナの解放を目指す反プーチン政権のロシア人の軍事組織とされる「自由ロシア軍団」がドローン（無人機）の操縦士の「追加」募集を開始した。これより前にはロシア首都モスクワに対して、ドローン攻撃が行われていた。

同組織はＳＮＳへの投稿で、「修了者には技術を磨く機会が用意される」と述べた。

モスクワでは５月３０日、ドローンによる攻撃で建物が損傷した。ロシアはこのドローン攻撃についてウクライナを非難している。ウクライナは直接的な関与を否定している。

ロシア国防省によれば、攻撃には８機のドローンが関与した。ロシアのプーチン大統領によれば、首都の防空システムが通常通り作動した。プーチン氏は、このドローン攻撃について、ロシア軍が最近行ったウクライナのインフラへの攻撃に対する報復との見方を示した。

プーチン氏は「ウクライナ政府はロシア市民を脅迫する道を選び、住宅を攻撃している」と語った。

自由ロシア軍団と、「ロシア義勇軍団」という組織が先週、ウクライナと国境を接するロシア・ベルゴロド州で越境攻撃を行ったと主張した。両組織はウクライナの治安部隊の指揮下にある。

ウクライナ当局者は、これらの部隊がベルゴロド州で作戦を実施したことを認めたが、単独行動だったと主張している。