ウクライナ北東部ハルキウ州、ロシア軍の砲撃激化

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(CNN) ウクライナの当局者は5月31日、ロシア軍がウクライナ北東部ハルキウ州クピャンスク地域で砲撃を激化させていると明らかにした。同地域では昨秋から前線がほとんど動いていない。

ハルキウ州軍政トップのオレフ・シネフボフ氏によると、ロシア軍の攻撃により、軍の陣地ではなく民間インフラや集落で被害が発生。30日のキブシャリフカ集落へのミサイル攻撃では9人が負傷し、同地域は31日にも攻撃を受けたという。

シネフボフ氏は地元テレビに「今日、北部と北東部方面がまたも攻撃を受けた。15の集落が攻撃された」と語った。同州の北部はロシアのベルゴロド州と国境を接している。ベルゴロド州は前線のウクライナ側から攻撃を受けた。

同氏はまたロシアの破壊工作を行うグループが国境を越えて同州北部への侵入を試みたが失敗に終わったと主張。同グループは退却を余儀なくされ、損失を被ったという。

同氏によると、ロシア軍の砲撃は31日に国境の町ボルチャンスクへと広がった。男性1人が死亡し、1人が負傷した。ロシア当局によると、ボルチャンスクは定期的に国境を越えた攻撃を受けており、ウクライナ軍のロシア側に向けた迫撃砲や大砲による攻撃は最近増加しているという。

ウクライナの当局者によると、クピャンスク近郊のオスキル川の東岸ではここ数週間でかなりの戦闘が繰り広げられているが、西岸にとりでを築くロシア軍の試みは失敗したとみられるという。

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