ロシア、武器生産を強化 ライフル銃の弾薬筒の輸出も禁止
(CNN) ロシアのミシュスチン首相は5月31日、国内の軍需企業がウクライナでの「特別軍事作戦」で必要とされている武器や軍装備を「増産している」と明らかにした。ロシア国営タス通信が伝えた。
ミシュスチン氏は産業貿易省の幹部会議の参加者に向けたビデオ演説で「軍産複合体は現在、最大の圧力下で操業している」と説明。さらに「生産目標の達成と並行して、武器や軍装備の改良も引き続き行われている」と述べた。
ロシア政府が同日出した声明によると、同国はまた、民間用と軍用のライフル銃向けのカートリッジ(弾薬筒)、そして特定の口径のライフル銃向けのカートリッジケースやカートリッジの輸出を一時禁止する措置を導入した。
ミシュスチン氏が署名したこの法令は同日発効した。ロシア軍や「その他の軍隊」、「軍事組織」の活動向けのものには輸出禁止の措置は適用されないと声明にはある。国の利益の保護を確保することを目的としているという。
この法令は「ロシアの安全保障を確保するための国外経済活動部門における特別経済措置の適用」に関する大統領令を実行するものとして用意された。法令は今年末まで有効。