ロシアのカラシニコフ、AK12の改良版公開 ウクライナでの実戦経験踏まえ

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(CNN) ロシアの銃器メーカー、カラシニコフは26日、ウクライナでの実戦使用を基に改造を施したAK12アサルトライフル(突撃銃)の改良版を公開した。

カラシニコフグループの主任設計士、セルゲイ・ウルツムツェフ氏は国営タス通信に対し、今回の改良は「特別作戦」での使用から集めた情報を踏まえたものだと明らかにした。「特別作戦」はロシアによる一方的なウクライナ侵攻を指す婉曲(えんきょく)表現。

ウルツムツェフ氏はまた、改良したAK12の第1回製造分は反応を見極めるため、既にウクライナに送られたとも明らかにした。

タス通信によると、改良の一環で最新の設計からは2点連射モードが除外された。効率性がさほど向上せず、設計が複雑化するとの理由からだという。

このほか、銃を操作しやすくする目的の変更も加えられている。

タス通信によると、AK12は照準器や照明器具、レーザー照射器、消音・消炎装置といった追加パーツの取り付け機構を複数備える。

カラシニコフのウェブサイトによれば、ロシア軍の歩兵部隊などでは5.45ミリのAK12が標準的な軍用アサルトライフルとなっている。

カラシニコフは同日、ドローン製造部門の立ち上げも発表。タス通信はカラシニコフグループのアラン・ルシニコフ社長の発言として、「当社は無人機の開発と生産に全能力を結集しており、生産量を数倍に引き上げている」と伝えた。

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