ゼレンスキー大統領、広島でインド首相と会談

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握手をするウクライナのゼレンスキー大統領(右)とインドのモディ首相=20日、広島市/Ukrainian Presidential Press Service/Handout/Reuters

握手をするウクライナのゼレンスキー大統領(右)とインドのモディ首相=20日、広島市/Ukrainian Presidential Press Service/Handout/Reuters

(CNN) 主要7カ国首脳会議(G7サミット)出席のために広島入りしたウクライナのゼレンスキー大統領は20日、同市内でインドのモディ首相と会談した。

両首脳が対面で会談するのは、ロシアが昨年2月にウクライナ侵攻を開始してから初めて。

モディ氏は会談で「ウクライナでの戦争は全世界にとって大きな問題であり、全世界に多くの影響を与えてきた」と指摘。「これは経済、政治だけの問題ではなく、人道問題だ」との認識を示し、戦争終結を助けるために「全力を尽くす」と表明した。

ゼレンスキー氏はモディ氏に対し、ウクライナの和平努力に参加するよう呼び掛けた。

インドはロシアにとって長年の友好国で、主要な武器輸出先でもある。欧米諸国が対ロ制裁を強めるなかでロシア産原油の輸入を拡大し、これがロシアの重要な収入源となってきた。

ウクライナに対しては人道支援物資を送る一方、ロシアの侵攻を非難する国連決議案の採決は棄権している。

ゼレンスキー氏が来日した目的としてはG7出席に加え、インドのような国から支援と理解を取り付けることも挙げられる。広島にはG7に合わせてインドネシア、オーストラリア、ブラジル、韓国、ベトナムの首脳も集まっている。

ゼレンスキー氏は19日にサウジアラビアでアラブ連盟首脳会議にも出席し、ウクライナの苦境を「見て見ぬふり」をしてきた首脳らに「直視を」と呼び掛けていた。

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