中ロ首脳がオンライン会談、両国の協力関係を強調

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二国間協議に臨んだロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2019年11月13日/Mikhail Svetlov/Getty Images

二国間協議に臨んだロシアのプーチン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2019年11月13日/Mikhail Svetlov/Getty Images

香港(CNN) ロシアのプーチン大統領は30日、中国の習近平(シーチンピン)国家主席とオンラインで会談を行い、西側からの「前例のない圧力」に直面する中、中ロ両国の協力関係はかつてないほど重要だと述べた。ロシアはウクライナ侵攻後、国際舞台で孤立を深めている。

ロシアはウクライナでの戦争が激しさを増し、一方の中国も前例のない規模の新型コロナウイルスの感染拡大への対応に追われているが、30日の両首脳の会談では、両国内で危機が高まる中での両国の相互依存が強調された。

プーチン大統領は会談の冒頭で、地政学的緊張の高まる中、中ロ関係の安定化の重要性が増していると述べた。また両国の関係は「かつてないほど良好」とし、習主席に2023年春の訪ロを要請した。

またプーチン氏は、両国は今後、軍事協力も強化すると述べるとともに、「市場環境は良くないが」貿易は伸びていると指摘し、ウクライナ侵攻以来ロシアが直面する経済制裁の影響を示唆した。

また中国国営新華社通信によると、習主席もプーチン大統領の中ロは結束すべきとのメッセージに同調し、両国は「戦略的協調を強化」し、「世界のさらなる安定化を図る」べきだと述べたという。

また習氏は、中国は覇権主義や権力政治に立ち向かい、一国主義、保護主義、弱い者いじめに反対すると同時に、主権、安全保障、国際的公平性、正義を守るためにロシアを協力する用意があると述べたと新華社通信は報じている。

習氏はさらに、中国はロシアをはじめ、他の国々との国境をまたぐ通常の旅行を「秩序ある方法で」再開する用意があると述べたという。

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