プーチン氏、「全関係者と交渉」の用意あり ウクライナ「現実に戻るべき」

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ロシアのプーチン大統領=22日、ロシア首都モスクワのクレムリン/Stringer/Getty Images

ロシアのプーチン大統領=22日、ロシア首都モスクワのクレムリン/Stringer/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領はウクライナでの戦争に触れ、「全関係者と受け入れ可能な解決策について交渉する」用意があると表明した。ロシア国営タス通信が25日に放映されたプーチン氏のインタビューをもとに報じた。

プーチン氏はインタビューで「それほど危険な状況ではないと思う。我々は正しい方向に進んでおり、我が国の国益や市民、国民の利益を守っている。端的に言って、市民を守る以外の選択肢は我々にはない」と発言。交渉の用意があるとしつつも、「それは彼ら次第だ。交渉を拒んでいるのは我々ではない。彼らだ」とした。

これに対し、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はツイッターで「プーチン氏は現実に戻る必要がある」と述べた。

そのうえで、ロシアは「一方的にウクライナを攻撃して市民を殺害している」と指摘。「ロシアは交渉を望んでおらず、責任回避を試みている」との認識を示した。

プーチン氏の発言はロシアがウクライナに対する攻勢を続ける中で出た。ウクライナ東部ドネツク州の軍政当局トップ、パブロ・キリレンコ氏は25日、ロシア軍が同州クラマトルスクにロケット弾3発を撃ち込んだと指摘。工業地帯に着弾したものの、犠牲者は出なかった。

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