ノーベル平和賞のロシア活動家、プーチン氏の「狂気と犯罪」を批判

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ノーベル平和賞受賞者、プーチン氏を批判

(CNN) ノルウェーの首都オスロで10日、今年のノーベル平和賞の授賞式が開催され、受賞したロシアの人権団体「メモリアル」のヤン・ラチンスキー代表らがプーチン・ロシア大統領のウクライナ侵攻を強い言葉で批判した。

ラチンスキー氏は、プーチン政権下のロシアで抵抗運動は「ファシズム(全体主義)」と呼ばれ、ウクライナ侵攻という「狂気と犯罪」を正当化するイデオロギー上の言い訳になっていると主張した。

メモリアルは旧ソ連時代の人権侵害や残虐行為に関する情報を集め、公開してきた団体で、昨年末にはロシア最高裁に解散を命じられていた。

同じく今年の平和賞を授与されたウクライナの人権団体「市民自由センター」のオレクサンドラ・マトビチュク代表は式典で、プーチン氏やベラルーシのルカシェンコ大統領らを国際法廷で裁くべきだと主張。独裁政権が倒れるまで待つべきではないと訴えた。

個人で受賞したベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏は同国で収監されているため、同氏の妻が代理で授賞式に出席した。

平和賞の賞金1000万スウェーデンクローナ(約1億3000万円)は、この2団体と1人が分け合うことになっている。

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